
家づくり中ということもあってか、建設業界の倒産ニュースが目につきます。
2025年上半期だけで986件が倒産、4年連続で増加し、過去10年で最多。年間では2,000件に達する可能性もあるといいます。数字だけ見ると、怖すぎますよね。
とはいえ、初回の面談で「財務内容を見せてください」と切り出すのは現実的ではありません。そこでこの記事では、施主が自然に聞けて、かつ会社の体力や誠実さを見極めるヒントになる質問をまとめました。
実績・規模を知る質問
施工力や安定度は、まず実績から見えてきます。
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新築・大規模修繕・リフォームで、今年はそれぞれ何棟くらい施工されていますか?
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最近建てたお宅の見学や、OB施主さんの紹介は可能ですか?
👉 棟数を従業員数で割ると、おおよその規模感や売上が推測できます。また、OBを紹介できる=満足度が高い証拠。実際に紹介がなくても、質問するだけで反応が見られます。
施工体制を知る質問
現場品質は「誰が、どのように」建てているかで決まります。
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現場監督は通常、何棟くらいを担当されていますか?
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大工さんや職人さんは固定チームですか?工事ごとに変わりますか?
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担当が変わる場合、どんな引き継ぎをされていますか?
👉 自社大工の有無や職人との付き合いの長さは、会社の安定性を映す鏡。体制の話題から、管理力を自然に確認できます。
品質・保証を確認する質問
「建てた後」に安心できるかも重要です。
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アフターサービスはどんな体制ですか?同じ方がずっと窓口をしてくれますか?
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瑕疵保険や地盤保証は標準で付いていますか?
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保証や定期点検の内容を資料でいただけますか?
👉 倒産リスクがゼロでなくても、第三者による保証制度があれば備えになります。保証の有無自体が会社の信頼度の指標です。
工期や価格安定性を探る質問
資材価格の高騰や人手不足がニュースになる今だからこそ聞きたいこと。
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契約後に資材価格が変動した場合、金額も変わるのでしょうか?
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工期は通常どのくらいで、遅れが出た場合はどんな理由が多いですか?
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追加費用が発生しやすいポイントはありますか?
👉 価格や工期に対する会社の姿勢、さらに担当者の経験値が見えてきます。
信頼関係を築く質問
最後は会社の本音や担当者の人柄が出る質問。
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御社のお客様は、どんな点が良くて御社を選ばれることが多いですか?
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他社の方が得意だと思う分野はありますか?
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ご自身が家を建てるなら、どんな仕様を選びますか?
👉 考え方を聞くことで、誠実さや本音が伝わります。逆に「会社に言われたことをそのまま繰り返すだけ」の場合は、少し注意が必要です。
まとめ
家づくりの初回面談は、建築会社と施主の「お見合い」のようなもの。初対面の相手に、いきなり財務を聞くのは抵抗があります。
自然な会話の中で実績や体制を知り、誠実に答えてくれるかを確かめることで、結果的に「倒産しにくい会社かどうか」も見えてきます。
そして何より、質問に対する回答によって、その担当者が信頼できるかどうか、この後の長いお付き合いを踏まえて、楽しくコミュニケーションが取れるかどうかを測るためにも、質問を事前に考えておいて損はないはず。
では。